2008年7月10日木曜日

フロンティア市場ETF「BNY Mellon Frontier Markets ETF」



目次

  • フロンティア市場ETF「Claymore/BNY Mellon Frontier Markets ETF(FRN)」について
  • 取引所
  • 費用(フィー)
  • ベンチマーク
  • 対象地域
  • 中東諸国
  • アフリカ諸国
  • 東欧諸国
  • 旧連邦諸国
  • 東南アジア
  • 南米
  • 感想

フロンティア市場ETF「Claymore/BNY Mellon Frontier Markets ETF(FRN)」について

フロンティア市場の株価指数に連動するETFである「BNY Mellon Frontier Markets ETF」について調べてみました。

取引所

  • ニューヨーク証券取引所アーカ 

費用(フィー)

  • 年間経費率: 0.65%

ベンチマーク

  • ベンチマーク:ニューヨーク・メロン銀行が開発したフロンティア市場の代表的な株価指数ニューフロンティアDR指数

対象地域

  • 対象地域は、フロンティア市場の41カ国(バーレーン、ヨルダン、クウェートなどの中東諸国。ケニア、ナイジェリア、ジンバブエなどのアフリカ諸国。クロアチア、ブルガリア、チェコなどの東欧諸国。ウクライナなどの旧連邦諸国、東南アジアや南米。)

中東諸国

  • バーレーン
  • ヨルダン
  • クウェート
  • モロッコ
  • エジプト
  • レバノン
  • オマーン

アフリカ諸国

  • ケニア
  • ナイジェリア
  • ジンバブエ

東欧諸国

  • クロアチア
  • ブルガリア
  • チェコ
  • ルーマニア
  • ポーランド

旧連邦諸国

  • ウクライナ
  • カザフスタン

東南アジア

  • パキスタン
  • ベトナム

南米

  • チリ
  • ペルー
  • アルゼンチン
  • パナマ

感想

中東諸国、アフリカ、東欧、旧ソ連邦諸国、東南アジア、南米にわたる、たくさんの国々を網羅しています。
組み入れ国は 41ヶ国 にも及んでいます。

フロンティア・マーケットということで、、エマージング・マーケットよりも更に小さい開発途上国の国々を指しています。
先進国と異なり、発展は進んでおらず、かなり初期の段階となっています。また、国によって発展の度合いもまちまちです。

特に、市場の透明度、法制度の確立、コーポレート・ガバナンス(企業統治)、政治的安定性などの分野において未成熟でリスクも様々かつ高くなっています。
一つ一つの国々の株式市場はリスクも高いと思いますが、ここまでしっかりと分散がされていれば、固有のリスクはかなり薄まっていると考えられます。それぞれの国のリスクが高いからこそ、ここまでしっかりと分散を効かせているのでしょう。

最近は原油高の影響もあり株式市場は全体的に軟調ですが、このような時こそ先進国などと相関関係の低いと思われるフロンティア市場に投資をするのは面白いのではないかと思います。

今後、バリュエーションやETFの純資産高などを考慮して投資を検討していきたいと考えています。

以下はニュースになります。

米ETF提供会社クレイモア、フロンティア市場の株式ETFをローンチ
2008.06.13
米ETFプロバイダーのクレイモア証券は13日、次世代の新興市場と位置づけられているフロンティア市場の株価指数に連動するETFを電子証券取引所NYSEアーカに上場したと発表した。
同ETFは、「Claymore/BNY Mellon Frontier Markets ETF(FRN)」で、米国市場では最初のフロンティアETFとなる。同ETFは、ニューヨーク・メロン銀行が開発したフロンティア市場の代表的な株価指数ニューフロンティアDR指数をベンチマークとする。
同指数は、中国やインド、ブラジル、ロシアのBRICS(ブリックス)と呼ばれる成長が著しい新興市場国以外で、さらに発展途上にあるフロンティア市場の41カ国で事業展開している時価総額1億ドル以上の企業の株価をカバーしている。
同ETFが対象とするフロンティア市場国は、バーレーンやヨルダン、クウェートなどの中東諸国を始め、ケニアやナイジェリア、ジンバブエなどのアフリカ諸国、クロアチアやブルガリア、チェコなどの東欧諸国、ウクライナなどの旧連邦諸国、東南アジアや南米と多岐にわたる。
クレイモア証券のETFグループの責任者、クリスチャン・マグーン氏は、「フロンティア市場は、先進国や新興国市場との相関性が低いため、投資家に魅力的な投資効率を提供することが可能だ」と話している。

2008年7月7日月曜日

清算のリスクが高い危険なETF 資産額が10億円以下

目次
  • 清算のリスクが高い危険なETFのポイント
  • 事前に資産総額を確認 10億円以上か?
  • 清算とは?どうなるの?

清算のリスクが高い危険なETFのポイント


清算のリスクが高い危険なETFのポイントは以下になります。
  • 資産額が1,000万ドル以下
  • 資産額が、10億円以下
現在、180本あまりのETFがこれに当てはまるとのことです。
現時点で、総ファンド数791本に対して22.76%というのは意外と高い比率であると感じました。
最近は新規のETFの発行があいついでいますが、ETF人気の裏で不人気なETFも大量に発生しているのだと思います。


事前に資産総額を確認 10億円以上か?


少しマニアックであまり人気がなさそうだなと思うETFを購入する場合は、事前にしっかりと資産総額を確認した方がいいと思います。
もし、10億円以下である場合は投資を見送った方がいいでしょう。
実際に投資していたETFが清算となると色々と事後の処理が大変になります。


清算とは?どうなるの?


ETFは「清算」、ファンドの場合は「繰上償還リスク」といわれるリスクになります。

商品の規模である純資産総額が小さくなった場合(10億円以下は危険水準)、途中で運用が打ち切られ、その時の基準価額で強制的に清算・返金となる処理のことです。その際に、利益が出ていれば(含み益だったものが)利益確定され、課税対象となり、逆に損失が出ていれば(含み損だったものが)損失確定してしまいます。 

特に、「長期投資」を目的として商品を保有している投資家にとっては、運用が途中で終わるため、替わりの商品を新たに探す必要が出たり、税金の計算や処理をしなければならず、コストや労力の面で非常に負荷がかかります。

わたしは保有していたETFが清算となったことはないので、実際の手順について経験をしたことはありませんが、かなり面倒な作業が必要だし、時間もロスしそうだなと感じています。

特殊な理由等がない限り、清算の可能性のある小規模なETFには投資をしない方が賢明だと思います。
様々なETFが出ているのであえて小規模で人気のないETFを利用するという理由もないと思います。

以下は、参考にしたニュースとなります。
清算リスクの高いETFとは
2008.07.07
3日付のウォールストリート・ジャーナルは、今年はETFの清算が相次ぐと予想した上で、危険なファンドの特徴を説明している。
ETFは2007年に人気と規模が爆発的に成長した。全体の規模は(含むETN)今年5月31日時点で、運用資産額が6,270億ドル、ファンド数が791本に達しており、顧客にETFを勧める投資アドバイザーが増えている。しかし、今年はファンドの清算が続発する公算が高い。後発のファンドには資金調達に苦戦しているものが多く、今年に入ってから16本のETFが清算に追い込まれている。
アナリストやブロガーの間では「危険なETF」リストを作る動きがあり、自らが保有する(あるいは購入を検討している)ETFの清算に対して懸念を抱く投資家もいるだろう。しかし、清算するETFの大部分は資産額の極めて小さいファンドが占めているため、投資家がこうむる損害は限定的だと考えられる。
ETFが採算を確保するためには、一般的に5,000万ドルから1億ドル以上の運用資産が必要とされている。運用資産額1,000万ドルの株式ETFを想定すると、平均的な手数料収入は年間5.4万ドルとなり、費用をまかなうことが出来ない。そのため、アナリストが予想する「危険なETF」の資産額は殆どが1,000万ドル以下となっている(現在、180本あまりのETFがこれに当てはまる)。
ETF投資の情報サイト「IndexUniverse.com」の編集長は、上場して1年以上経過したにも関わらず資産額が1,000万ドルに達していないETFに関して「資金を獲得する十分な期間があったはずだ」と警告を発している。また、別の専門家はXSharesのヘルスケアETFを挙げている。その理由として、内分泌代謝疾患、感染症、神経科学と投資先が細分化されすぎており、投資家の需要を満たせないのではないかと指摘している。

2008年7月6日日曜日

2008年07月06日 ポートフォリオ

<日本資産クラス>

<日本>(15.54%)
 ・日本株個別銘柄
 
 <流動資産>(2.24%)
 ・キャッシュ

<外国資産クラス>

<アメリカ>(29.77%)
 ・IVV(S&P500連動)
 ・IJR(small caps)
 ・DVY(好配当)

 <先進国>(24.24%)
 ・EFA(先進国)
 ・EFV(先進国バリュー)

 <新興国>(16.06%)
 ・EEM(新興諸国)
 ・EWZ(ブラジル)
 ・インド株式個別銘柄

 <セクター>(11.92%)
 ・KXI(生活必需品セクター)
 ・IXJ(ヘルスケアセクター)

 ・外貨キャッシュ

アメリカ、日本の相場ともに歴史的な下げに見舞われパフォーマンスは良くありません。長期的視点で無理をしない範囲で株式を購入してゆこうと思っています。

特に先進国のバリュー系の株式の購入を検討中です。

今月の初めにSBI証券のETFの分配金が出ましたが投資額が大きくないこともあり一先ず外貨MMFで運用することになりそうです、投資額が大きくない場合は楽天証券のように強制的にETFの分配金を円転することも経済的には合理的ではないが、外貨MMFで運用するよりも株式ファンドなどに投資できることを考えると良いかもしれません。

2008年7月2日水曜日

インベスコ・パワーシェアーズのPFAとPXFを比較



目次
  • インベスコ・パワーシェアーズのPFAとPXFを比較
  • PFAの概要
  • PXFの概要
  • インテリジェント・インデックスについて
  • PFAの特徴 メリットとデメリット
  • PXFの特徴 メリットとデメリット
  • まとめ
  • 一覧表


インベスコ・パワーシェアーズのPFAとPXFを比較


インベスコ・パワーシェアーズが提供するインテリジェント・インデックスのPFAとPXFを比較してみました。(楽天証券で購入可能)
  • PFA:PowerShares Dynamic Developed International Opportunities Portfolio 
  • PXF:PowerShares FTSE RAFI Developed Markets ex- U.S.Portfolio

PFAの概要

英語名:PowerShares Dynamic Developed International Opportunities Portfolio
日本語名:パワーシェアーズ・ダイナミック・世界先進国オポチュニティーズ・ポートフォリオ(PFA)

QSG 世界先進国オポチュニティーズ指数の株価・配当利回りの実績に連動する投資成果を目指すファンドになります。
ファンドは、通常は資産の90%以上を、QSG 世界先進国オポチュニティーズ指数の構成株式および構成株式を裏付けとする米国預託証券(ADR)に投資する設計となっています。

PXFの概要

英語名:PowerShares FTSE RAFI Developed Markets ex- U.S.Portfolio
日本語名:パワーシェアーズ FTSE RAFI 先進国市場(米国を除く)ポートフォリオ

パワーシェアーズ FTSE RAFI 先進国市場(米国を除く)ポートフォリオは、FTSE RAFI 先進国(除く米国)指数の株価・配当利回りの実績に連動する投資成果を目指すファンドになります。
ファンドは、通常は資産の90%以上を、FTSE RAFI 先進国(除く米国)指数の構成株式および構成株式を裏付けとする米国預託証券(ADR)に投資する設計となっています。


インテリジェント・インデックスについて

楽天証券のHPによると
連動を目指す指数の構成比率を時価総額ベースではなく、インデックスの提供を行う会社が企業のファンダメンタルズ等を基に独自の手法を用いて、マーケットインデックス+アルファが期待できる「インテリジェント・インデックス」を組成し、インベスコ・パワーシェアーズがそのインデックスとの連動を目指して運用をおこないます。
指数との連動を目指すパッシブ運用ながら、アクティブ運用の特性をあわせ持つ特徴が魅力です。投資家は、一般的なアクティブ型投資信託よりも低コストで、マーケット+アルファのETFに投資をすることができます。
要約すると、 インベスコ・パワーシェアーズが独自の基準でフィルターをかけて単純な指数にアウトパフォームするようにしたインデックスというところでしょうか。
具体的かつ、超簡潔に説明すると、低PER、低PBR、等の要素を加味して優れたリターンを目指すという意味です。
指数の説明が本記事の目的ではないので、この辺で割愛します。


PFAの特徴 メリットとデメリット


  • ○:構成銘柄はバリュー銘柄が多く、中小型バリューを多く含む 
  • ○:PXFよりもバックテストのリターンが良い 
  • ×:保有銘柄が249銘柄と少ない 
  • ×:リバランスが年4回ありコストがかかると考えられる
中小バリュー株に投資をしつつ積極的にリバランスをしながらリターンを狙うETFになっています。

PXFの特徴 メリットとデメリット

  • ○:保有銘柄が1021銘柄と多い 
  • ○:リバランスが年1回でコストがPFAよりも低い 
  • ×:構成銘柄が大型バリューであり、 中小型バリュー銘柄が少ない
  • ×:バックテストがPFAよりも悪い
大型バリューを中心に回転数を抑えてリターンを狙くETFとなっています。

まとめ

「PFA」は、中小バリュー株を含み銘柄を選択し、リバランスの回数も多くよりアクティブにリターンを狙ってゆく商品設計となっています。

「PXF」は、大型バリュー銘柄を中心に幅広く分散しリバランスの回数を抑えた商品設計となっています。

PFAのバックテストのリターンが良いのは、中小バリュー株を保有していることによる影響が大きいのではないかと思います。

長期では小型株効果、バリュー株効果に期待できるPFAの方が面白そうだなと感じています。



一覧表


  

シリーズDynamicFTSE RAFI
ティッカーPFAPXF
大型成長株14.58%27.01%
大型バリュー株36.63%59.46%
中型成長株12.28%3.64%
中型バリュー株28.88%8.77%
小型成長株1.36%0.23%
小型バリュー株5.43%0.30%
その他0.84%0.59%
バリュー70.94%68.53%
成長28.22%30.88%
その他0.84%0.59%
大型51.21%86.47%
中型41.16%12.41%
小型6.79%0.53%
その他0.84%0.59%
年間調整回数41