2017年8月3日木曜日

今、債券に投資するのは賭けとして筋が悪い


今、債券に投資するのは賭けとして筋が悪い

現時点で国内外を含めて債券に投資するのは、賭けとしては筋が悪いと思います。

まあ、ポートフォリオの相関を減らすという意味で債券を組み込むというのであれば無意味だとは思いませんが・・・。

ただ、「賭け」として考えると債券の魅力は少ないですね。

グリーンスパン氏も「債券市場はバブル」だと発言をしています。
「どのような基準から見ても、実質長期金利はあまりにも低過ぎるため、持続不可能だ」と指摘。「こうした金利が上昇する場合、かなり急速に上昇する公算が大きい。われわれが経験しているのは株価ではなく債券相場のバブルであり、それは市場に織り込まれていない」と語った。
「真の問題は債券市場のバブルが崩壊した時に、長期金利が上昇する点だ。われわれは1970年代以降目にしたことのないスタグフレーションへと、違った経済局面に移行しつつあり、それは資産価格にとって良くないものだ」


今後の動きのパターン

  1. 金利がそのまま ⇒ 債券の価格もヨコヨコ
  2. 金利が上昇 ⇒ 債券の価格が下落
の2パターンがあります。

ポイントは、低金利でこれ以上金利が下がらない点です。
  • 金利が下落 ⇒ 債券の価格が上昇
というパターンが存在しません。このパターンがないので賭けの期待値が低くなり、賭けに参加するうまみもなくなります。

ベストシナリオで金利がそのままで債券価格が現状維持なので、たいして儲かりません。

ワーストシナリオの、金利が上昇すれば債券価格が下落して損をします。

上手くいって(金利がそのまま)も現状維持なのに、下手をすると(金利が上昇)損をする賭けになっています。

この類の賭けに参加するのは得策ではないですね。

まじめな話

まじめな話をすると、株式の下落を債券でヘッジするには、株式の3倍ほど債券を保有する必要がります。

株式はボラティリティーが大きいので暴落が起きた場合に、株式の損失を補てんするには大量の債券のポジションが必要になります。(このあたりの解説はレイ・ダリオ氏のアドバイスによるんですけどね。)
特に長期運用をする場合、期待リターンが低いアセットクラスに資産の大きな割合を割くのはあまり合理的ではないです。

そう考えると、債券への投資はスルーしておいた方が個人投資家には有益だと思います。

投資期間が短かったり、ポートフォリオの相関を低くすることを主眼に置いている場合はこの限りではないですけど。


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